こんにちは。
福岡県福岡市に本社を置き、福岡県でのオフィスづくりのサポートをしている福岡オフィスづくり.comです。福岡オフィスづくりでは、オフィスの環境作り、オフィスメンテナンス工事、オフィス内装工事、オフィス移転など、あらゆるオフィスづくりに対応しております。
今回は、オフィスでパーテーションを設置する際に注意すべき「消防法」との関係についてご説明いたします。間仕切り工事は見た目以上に法的な規制が関わってくるため、事前の理解が不可欠です。

パーテーション工事には消防法の知識が欠かせません

オフィスの仕切りを増設する際、「単なる内装の一部だから」と軽く考えてしまいがちですが、実際には消防法の規制を受けることが多くあります。とくに、以下のような消防設備に影響を与える配置になった場合、法令違反となる可能性があります。

• 煙感知器などの自動火災報知設備

• 避難方向を示す誘導灯

• スプリンクラー設備

• 消火器や消火栓の視認性やアクセス性

これらの設備と干渉する形でパーテーションを設けてしまうと、避難誘導が妨げられたり、火災時の初期対応に支障をきたしたりするため、安全面だけでなく法的な問題も生じます。

消防法に関わる2つの主な理由

消防法とパーテーション工事の関係が密接である背景には、主に以下の2点が挙げられます。

1. 感知器が正しく作動しないおそれがある

オフィスに設置されている煙感知器は、空間全体の煙を検知することを前提に設計されています。天井まで届く間仕切りを設けた場合、そのパーテーションの内側で火災が発生しても煙が感知器まで届かず、警報が作動しないケースが生まれます。

2. 避難経路や誘導灯の機能が妨げられることがある

緊急時に人々がスムーズに避難できるよう、通路の幅や視認性には明確な基準があります。パーテーションが誘導灯を隠してしまったり、避難通路を狭めてしまったりする設計は、消防法上問題とされることがあります。

実際に起きた是正事例のご紹介

当社にご相談いただいたある企業様では、他社に依頼してパーテーション工事を実施された後、消防署の検査で複数の不適合が発覚しました。

• 感知器の死角が発生していた

• 避難経路が確保されていなかった

• スプリンクラーの水が一部届かない位置に間仕切りを配置していた

結果として、感知器の増設やパーテーションの再設置、誘導灯の移設などが必要となり、当初の予算を大きく超える追加工事が発生しました。このように、法令を確認せずに工事を進めてしまうことで、余計な出費や手間が増えるケースは少なくありません。

トラブルを防ぐために行うべき3つの対策

パーテーション設置に伴うリスクを減らすためには、以下のような準備が有効です。

ビル管理会社や消防署への事前確認を行う

設置予定のパーテーションが消防設備に影響しないか、あらかじめビルの管理者や管轄の消防署に相談することで、必要な対応や届出について事前に把握できます。

消防法対応の実績がある施工業者を選ぶ

消防法の知識や実務経験がある施工業者であれば、レイアウト検討の段階から安全性に配慮した提案を受けられます。ビル管理会社や消防署とのやり取りもスムーズに進められます。

天井を完全に塞がないパーテーションの選定も検討する

天井までの完全な間仕切りではなく、上部が開放されているタイプのパーテーションを活用することで、消防設備への影響を抑えられる場合があります。

安全性と法令遵守の両立を前提に工事を計画する

オフィスのパーテーション工事は、空間の利便性を高める一方で、消防法に準拠した対応が求められる専門的な工事です。施工前の事前確認と、経験豊富な業者の協力が、トラブルのないスムーズな工事につながります。
福岡オフィスづくり.comでは、消防設備の確認、ビル管理会社や消防署との調整、工事までワンストップで対応しています。安心して施工を進めるためにも、パーテーション設置をお考えの方は、ぜひ一度当社へご相談ください。

福岡オフィスづくり.comについて

福岡オフィスづくり.comは、福岡県福岡市で、年間300件以上のオフィスづくりをお手伝いしており、オフィス内装工事、オフィスレイアウト設計、オフィス移転、 パーテーション工事、OAフロア工事など、オフィスづくりに一括対応しています。
オフィス内の工事であれば今回のような工事にも解決方法の模索から業者の選定、施工まで一括で臨機応変に対応することが可能です。
オフィスに関することで何かお悩みのある方はお気軽にご相談ください。

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