お客様のご要望

今回のご相談では、以下のようなご要望をいただきました。

・総務部門と現場部門が自然にコミュニケーションを取れるオフィスにしたい
・経費削減のため、現在使用している什器をできるだけ活用したい

ご相談から施工完了までの期間が約4か月と非常にタイトなスケジュールでのご依頼となりました。
いただいたご要望とスケジュールを踏まえ、既存什器を有効活用しながら、部署間のコミュニケーションが生まれやすいレイアウトをご提案いたしました。

施工内容

◎執務スペース

＜現場部門＞

＜総務部門＞

執務スペースは、総務部門と現場部門の間に仕切りを設けず、部門間コミュニケーションを促進するレイアウトにしています。
また、執務スペース内の棚は必要最小限にとどめ、高さも抑えて視界を確保することで、視界を遮らないレイアウトになり、声をかけやすくなっています。
当初は、不足分のデスクを買い足す案も検討されていましたが、空間全体の統一感を重視し、総務・現場部門ともに新しいデスクと椅子を導入することとなりました。
椅子は、カラーを部署ごとに変えることで、視覚的なエリア分けとそれぞれの個性を表現しました。

◎書庫

新社屋では、執務スペースの開放感と整理整頓を重視し、業務で使用する書類や資料を専用の書庫にまとめて収納することとしました。これにより、各デスクまわりの収納を最小限にとどめ、執務スペースをすっきりと保つことができています。
書庫は使いやすさと動線にも配慮して配置しており、必要な書類にすぐアクセスできる利便性と、オフィス全体の整然とした印象を両立しています。

◎ロールスクリーン設置

1階の窓には、統一感のある緑色のロールスクリーンを採用しました。リフレッシュ効果と落ち着きを重視し、癒しを感じられるグリーンを選定しています。現在は観葉植物も設置されており、自然のやわらかさと心地よさを感じられる空間となっています。

設置箇所は以下のとおりです。

＜エントランス＞

＜執務エリア＞

◎カーテン設置

2階の窓には、遮光性の高い黒のカーテンを採用しています。機能性を重視し、快適な空間づくりに配慮しました。
設置箇所は以下のとおりです。

＜会議室＞

プロジェクターを頻繁に使用するため、光をしっかり遮ることができる黒の遮光カーテンを選定しました。

＜待機室＞

夜間も含め24時間体制で現場の方が待機される可能性もあり、休憩時にしっかりと睡眠がとれるよう、遮光性に優れたカーテンを採用しています。

オフィス移転の効果

以前のオフィスでは総務と現場で部屋が分かれていましたが、今回の移転により、部署を超えた交流が生まれやすくなり、自然とコミュニケーションが生まれています。
社員の皆さまからは、「自然と会話が増えた」「オフィスに行くのが楽しみになった」といった嬉しい声をいただいています。